« El Capitanいよいよ | トップページ | 鵠沼海岸へ »

2015年10月 4日 (日)

cups2.1.0

Macのプリント機構(というかunixのプリント機構)にもcupsの最新、2.1.0が搭載されました。

デフォルトではweb I/Fは無効になってます。 プリント・キューを開いた状態でhttp://localhost:631にアクセスすると・・・・

Cups0

これでONにすると、web I/F が使えるようになります。

Cups1

裏ではこうやってunixの最新のプリント機構が動いてるのですね。

昔はパラレルやシリアルの汎用ポートにラインプリンタをつなげ、print命令をそのポートに流すという目的だったので、プリンタ「ドライバ」だったわけです。 これはOSのSystemヒープ内にロードされ、OSコールで呼びだされます。 ASCIIで"A"をパラレルポートに送ればラインプリンタから"A"の印字が出てくるわけ。

その後、ラインプリンタに変わり、印刷言語やページ記述言語での美しい印刷が可能になりますが、MSDOSなどではこのプリンタ言語への変換は「全部アプリの責任」だったのです。 だから相変わらずプリンタドライバ=パラレル/シリアルポートへ流すだけの「ドライバ」だった。 

ところが1984年にMacが登場し、画面描画もAPIでOSが管理するようになった。同様にプリンタへの印刷もAPIで描画するようになった。(QuickDraw) しかし、まだプリンタ言語への翻訳とポート出力/ネットワーク出力は一体化したドライバ型で、システムに「ドライバ」や「機能拡張」として組み込む必要があったわけだ。

Windows95もGDIという描画系を持ち、このAPIで印刷するようになったが、相変わらずOSに組み込む「ドライバ」型だった。しかもMSDOSとの互換性から16bitだったりしたわけだ。

さて、ここでやっとcupsだ。 cupsはunix系のLPR/LPDを置き換える印刷システムだ。印刷スプーラ/スケジュラー、印刷フィルタシステム、プリンタへの出力はバックエンドが受け持つ。 各種プリンタ言語への変換はフィルタを用意し、PostScriptをそこに通すことで行われる。 つまり、プリンタのサポートはそれ用のフィルタをcupsにインストールする。基本的にOSのヒープに組み込むような機能拡張型やドライバ型ではないのだ。

だから、もうMacやunixの世界では「プリンタ・ドライバ」という言い方はやめよう。「プリント・フィルタ」、もしくは単に「フィルタ」、、でいいじゃーないか、、と思うのであった。

|

« El Capitanいよいよ | トップページ | 鵠沼海岸へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: cups2.1.0:

« El Capitanいよいよ | トップページ | 鵠沼海岸へ »