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2018年1月17日 (水)

ウィンカリレーの改造

車のウィンカをLED化する際に、ハイフラ対策でリレーを改造しますよね?

あれの改造でよく巷で見る、「シャント抵抗を半固定抵抗に交換する」というのが電気的にダメだという話をします。

ちなみに私は、ウィンカリレーの改造では電流検知の端子にDiを1〜2個かませて電圧降下させて、球切れ検知にならないような改造をしました。(シャント抵抗は替えない)

Ledw5

巷でよく見る改造が、シャント抵抗をコレ(50〜100Ω)に交換する、というヤツです。

Vr

最初は動いてるが、数ヶ月で点滅しなくなったりします。なぜこの改造はダメなのか?
電気屋ならあたりまえのことなんです。

まず、この半固定抵抗器は「弱電用」であり電流を流すタイプのモノではないのです。規格を見てみましょう。

Vr2

耐電圧は問題ありません。最大定格では、70℃では0.5W、125℃で焼き切れる、と書いてありますね。これは自己発熱を含んでます。0.5Wというのは「抵抗器全体」、1番-3番ピン間での最大。1番~2番間とかの局所的に電流を流す場合はこんなに流せません。

通常、LEDウィンカは1個で300〜500mAの消費電流です。通常は2個、ハザードでは4個点灯なので500mAが4個では2Aの電流が流せないとダメ。

20mΩのシャント抵抗を可変抵抗で100mΩにしたとしましょう。0.1*2A*2A=0.4Wでギリギリなのがわかりますね? ウィンカは点滅でDutyが50%なので平均では0.2Wなのですが、2Aで0.5秒流すのは、部品・電気的にはDuty100%で設計しないとダメです。

まとめてみましょう。

この半固定抵抗に、100mΩ調整時にハザード時で2A、0.4W、通常ウィンカ動作時で1A、0.1Wで使用する。

これは、右左折時やハザード時だけDuty50%で点滅動作させるにしてもN.G.です。よくて数ヶ月〜1年程度で焼き切れます。もちろん、もっと電流を食うLEDや、前だけLEDで後ろは電球のままだったりしたら・・・ 確実に焼き切れます。

というわけで、LEDウィンカのハイフラ対策で、シャント抵抗をこのタイプの半固定抵抗に交換するのはダメなのです。 このタイプの半固定抵抗器は「電流は流せない」と覚えておきましょう。(電圧調整のための部品であって大電流の調整に使うものではない)

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