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2018年12月 8日 (土)

ブラウザ今昔物語

MS社がWindows10で標準ブラウザとしている「Edge」のレンダリング・エンジンを、独自開発のTridentの後継「EdgeHTML」をやめてGoogleがChromeに使ってる「Bling」ベースに変更するんだそうだ。

へぇー! 事実上、ブラウザエンジンの自社開発を断念したと見ていい。 よーするに、次世代ブラウザの主要メンバーから脱落したのだ。

AppleのSafariのエンジンは「WebKit」だ。もともとはUNIX用の「KHTML」というエンジンがあったが、これから分岐したものだ。これからさらに分岐したのがGoogleの「Blink」であり、これは同じ流れのエンジン、つまり兄弟なのだ。

1993年頃、Macユーザの間で「MOSAIC」とか「インターネット」という言葉が使われだした。まだ日本には一般向けのプロバイダなど存在してなかった当時、社内ネットワークにはSUNのSparcがCADマシンとして繋がってるだけで、Gopher、WISEとかで検索サーバに接続し、FTPするのが「ネット」する、ということだった。

その後、Windows95が出てインターネットが爆発的に広がったが、Microsoftは自社製ブラウザを持ってなかった。

Mosaicicn1

Mosaic1

wwwとMOSAICがどうやら世界を変えそうだ、と気がついた大学がMOSAICのソースコード管理を厳重にした。それに嫌気がさした学生たちはスピンアウトして「Netscape」社を設立したのだ。

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Nn

開発停滞が叫ばれる、MOSAICのオリジナル・ソースコードに目をつけたMicrosoftは、このソースコードを買取り、「IE」として自社ブラウザとしたわけだ。以後、これを改良して圧倒的なブラウザ・シェアを獲得したのはみなさんご存知のとうり。

Ieicn

Ie

ところが64bit化はおろか、古すぎるソースがベースのIEはこれ以上の進化・改良が難しくなった。そこで、Edgeを新規開発した・・・・ハズだった。

まぁ、背景には次世代ブラウザとしてHTML5に対応したWebKitをベースに、SafariやChromeが優れていたこと、iPhoneやAndroidの登場は、独自仕様でIEだけでしか閲覧できないwebページを時代遅れのものにしてしまった、ってのもあるだろう。

OpenSourceで着実に進化する「WebKit」や「Blink」に、1社開発のClosedな「EdgeHTML」が敗北した、と見ることもできるかもしれないなぁ。

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